脂漏性角化症 | なつクリニック美容皮膚科・形成外科

脂漏性角化症 | なつクリニック美容皮膚科・形成外科 - なつクリニック/西宮北口駅前

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脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)とは

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)とは、俗に老人性いぼとも呼ばれる皮膚の良性腫瘍です。

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)の発生の原因は、紫外線の影響や皮膚の老化です。高齢者の顔などに多く見られる少し盛り上がった茶色~黒色の表面が少しざらついたできものです。健康な皮膚に近い色調のものから黒色調のものまでさまざまで、大きさは数mmから2~3cmくらいで、わずかに盛り上がるものから突出したしこりになるものまであります。シミと混じって存在することが多く、最初シミだったものが盛り上がって脂漏性角化症となることもあります。

治療

・液体窒素 冷凍凝固療法は、他の治療法と違って麻酔を必要とせず、簡便なために皮膚科ではよく行われます。当院では きれいに治癒させ、瘢痕を残しにくいことが重要と考えますので、頭部などに多発する場合にのみ実施します。冷凍凝固後は、1~2週で表面から自然にとれてきますが、1回で取れることは少なく通常数回の処置を要します。

・レーザー治療 顔や頸部にに多発する脂漏性角化症で綺麗に治したい場合は、レーザー治療を行います。30個を超えるものや、顔中に重複しているような場合にはロングパルスアレキサンドライトレーザーの治療もあわせて行い、負担を軽減しつつ、効率的に治療していきます。かゆみがある場合なども除去することでかゆみも消失します。体幹部などの特に大きなもの、顔でも日光角化症(光線角化症)などと鑑別する場合は手術による切除を行うこともあります。
一部のレーザー療法など、非常に特殊な場合を除き、保険治療が可能です。

  • レーザー治療
  • 電気外科的治療
  • 冷凍凝固法
  • 手術切除

注意点

紫外線による皮膚細胞の異常増殖とメラノサイトの活性化によるメラニン産生亢進が主体と考えられていますので、予防のために日焼け止めによる遮光が重要です。痒みをともなって急速に脂漏性角化症が多数出現する場合はLeser-Trelat 症候群と呼ばれ、内臓癌に伴って発生するため注意が必要です。

なつクリニックの脂漏性角化症治療の特徴

良悪性を気にされ受診された方には、ダーモスコピーによる診断を行っています。(月曜午前)それでも診断がつかない場合は手術による細胞の検査(病理組織検査)も可能です。
綺麗に治すことを重要視しつつも、悪性疾患との鑑別が非常に重要です。長年の治療経験から、顔中に多発するような症例でも、非常に綺麗に、負担を少なくなる工夫をしています。 またご希望の方には、トレチノイン療法などを継続し、さらに綺麗にしたり、予防療法にも着目しています。
日帰り手術や液体窒素、レーザー治療など、どの治療がベストかは患者さんと相談の上、決定致します。