2008年07月07日 あざの治療について
今日はあざについてのお話です。
最近、院外でお会いする方や、知人に時折聞かれるのが、お子さんのあざについて、です。
私の専門をお話しすると、少ししてから、そういえば・・・と、「あざ」に関して聞かれることがよくあります。大学病院から始まり今まで、積極的にあざのレーザー治療を行っている病院におりましたので、かなりの数の患者さんを診ていますが、日常生活ではそれほど多い様には感じないのがお子さんの青あざや、赤あざです。
しかし、「異所性蒙古斑」といわれる、通常蒙古斑に対して、消え方が遅く、消えずに残る青あざは、成人の3~4%に存在するといわれています。
先日も、初めてお会いした方のお子さんの手首に青いあざがあり、産婦人科・小児科では、「今はまだ幼いし、将来気になれば治療すれば・・・」と言われたのですが、それでいいのでしょうか、と聞かれました。
実際には、青あざのあるお子さんというのは比較的多いもの。しかし、積極的にレーザー治療を行うものであることは、あまり知られていないため、同じ医療者でも、経過観察でよいのではないかという認識がいまだに大半のようです。
さて、私自身は、ご両親が気にされているのであれば、治療を行うべきと考えています。
しかしながらレーザー治療は、大人であっても多少の痛みの我慢が必要ですから、お子さんの場合は、通常泣きじゃくります。 生後すぐの治療は良いのですが、「ハイハイ」が始まると、ドクターも思いっきり、蹴られます。 イヤイヤ、と手をぶらぶらさせて、こちらが殴られそうになることもあります。(笑) 子供とはいえ、歩き出すと、脚力は意外とあって、大人二人がかりで押さえなければならないことも、しばしば。
レーザーの照射時間自体は、小さい範囲であれば数十秒ですので、お子さんが泣いていても、あっという間に終わりますが、ご両親としては、これをどう判断されるか、ですよね。
本人の物心がつかないうちに加療を始めるのがよいのか、中学生以降に 自分の判断で加療を開始すべきなのかは、やはりご両親の判断に委ねるしかありません。
ただ、早期に治療を開始するのは、幼少時の方が、成人に比べて治療効果が出やすいためです。また、赤あざでも、苺状血管腫などの、目の周りや顔の変形をきたすものに関しては、乳児のうちから積極的に治療を開始します。
しかし、腕や足などで、小範囲のあざに関しては、治療効果の高さは早い方があるとはいえ、お子さん本人が何をされているか分からないのに痛い思いをさせてよいかどうかはご両親に任せるしかありません。
将来お子さん自身が判断できる年齢になり、治療を希望される場合は、やっぱり幼少時にしておけばよかったという事になりますが、今までの私の経験上、中学生以降になるとクラブや勉強が忙しく、レーザー治療のために通院し、ガーゼを当て、しかも日焼けしないように遮光をするといった事が非常に面倒に思えるようで、加療希望で病院にやってきても、つい後ろ向きになってしまう事がほとんどです。まあ乳幼児の間はそういったことをすべてご両親がやってくれる訳ですから、私自身は、ご両親が気になるのであれば、治療開始は早いうちの方が良いのではないかとご説明しています。
青あざ治療について ⇒ Qスイッチアレキサンドライトレーザー
を行っています。
- by natsu-clinic
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