2008年05月10日 乾燥肌・敏感肌のトラブル2
前回にひきつづき、「乾燥肌・敏感肌について」です。
Bさんは、長年アトピー性皮膚炎に悩まれており、今までに幾度となく化粧品のトラブルに合っています。
私が始めてお会いしたときは、お化粧もほとんどされておらず、化粧品による湿疹をおこしたくないと、ほとんど何も塗っておられません。
肌は、遠目にもわかるほど乾燥し、色素沈着と日焼けでかなり色調の濃い肌です。
私 「日焼け止めはされますか?」
Bさん「低刺激のものを買っても、赤ちゃん用って書いてあっても、かゆくなるんです」
私 「非常に乾燥されていますが、化粧水などはつけますか?」
Bさん「本当に何を塗っても 真っ赤になったり、かゆくなったりしてばかりだったので 怖くて何もつけません。薬でもらった保湿剤だって塗れないんです。」
おそらく、ここに至るまでに、アトピー性皮膚炎での相当な苦痛があったことと思われます。
初めてお会いして、今までの経過も見ていないのに、今の肌が比較的いい状態にあるからといって、「化粧水くらい、使えるモノがありますよ。日焼け止めだって、塗れるモノもありますよ、多分、大丈夫ですよ~。保湿だってワセリンくらい塗らないと!」などと簡単に言い放つ訳にはいきません。 幾度となく試されて、その度に赤くなったり、痒くなったりを繰り返し、「なにも付けない」が最大の防御という結論に達したのだと思います。
しかし、このままずっと日焼け止めも保湿剤も何も付けないのでは、肌は乾燥し、紫外線で傷つき続けます。そこでまず1つずつご提案しました。私の知識で知りうる限り、手に入るもので安心だと思われるものから、お話をしました。そこでBさんはまず日焼け止めから初めて、化粧水まで、安心してつけられるものに出会い、今は両方を毎日使われるようになりました。さらに長年の炎症で色素沈着を起こしてしまった肌をすこしでも元の肌色に近づけ、老化を止めるために、ビタミンC(APPS)のローションを使っておられます。
肌の状態が落ち着いているというのも勿論ありますが、たった1ヶ月でずいぶん肌の色が明るくなりました。普段はお化粧をあまりされないということですが、まだまだ安心して使えると思うファンデーションなどもありますし、何年もの辛かった期間を乗り越えて、さらなる肌の変化を期待し、面倒な手入れも楽しんで出来るようになって頂ければ良いなあと思います。
「何も足さない、何も引かない」のはウィスキー作りには良いのかもしれませんが、人間の肌は紫外線や乾燥などによって、何も足さなければ、どんどん引かれていってしまうんですよね。これ以上色々引かれないように、がんばっていきましょう。
- by natsu-clinic
- at 17:15
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