2008年05月09日 乾燥肌・敏感肌のトラブル
皆様 こんにちは。
さて、もう早5月です。2008年も折り返しもすぐそことは、時間の経つのは本当に早いですね。さて、このコラムでは具体的な治療内容に触れる事は余り書いてこなかったのですけれど、
最近気になる事から少しずつ書き始めようと思います。心当たりがある方がおられれば、少しでもお役に立つとよいのですが。
具体的な治療についてここで余りコメントしてこなかったのは、治療そのものに対しては、同じ医者でも、それぞれの考え方があって、あくまでも私の独断だからです。極端な意見はプライベートブログで書くとして、ここで書く事は、意見の異なる他の医師やエキスパート、この対処法に該当しない患者様にとっては、私の独断となってしまいます。しかしながら、私自身が、今までの経験に基づいて正しいと判断したことを、より多くの方にあてはまるように、なるべく一般化してお話ししたいと思います。
さて、初回はそんなに仰々しい話ではなくて、今回は「乾燥肌・敏感肌」について、です。
敏感肌で今までに散々な目に会ったという方には、色々なご指摘・ご意見もあるかと思いますが、あくまでも、より多くの方にあてはまるお話として書かせて頂きますので、ご理解ください。
Aさんは私の友人です。普段からお化粧はしていますが、どちらかというとあまりスキンケアには凝っていないタイプ。肌は丈夫で、やや脂性肌です。。乾燥肌、敏感肌とは無縁に見えます。
本人も、「夏は脂っぽくて嫌だ~」といっています。そこで、私は、やはり女の子なので毛穴の汚れをもっと手入れしたほうが良いのではと常々思っていました。
そこで、失礼にあたるのは承知の上で、勇気を出して、「もっと毛穴の汚れをとって、脂っぽいのも手入れしてみたら・・・」と言ってみました。
すると、意外な答え。「最近エステを始めたからから、ちゅるちゅるやねん」と。スバラシイ! 私が失礼な発言をする前に、きちんとケアを始めていたそう。
肌がキレイになれば女子力が上がります!仕事もバリバリ、素敵に見えます! 嬉しくなってしまいました。
ですが、そこから数ヶ月。今度はひどく乾燥して、お化粧品も滲みて痛いとのこと。
女の肌は大変です。脂っぽいかと思いきや、今度は乾燥して痛々しいほど。その、「滲みる化粧水」が合わないのか?と相談を受けました。
私の回答です。もともと彼女は脂性肌ですが、どんな肌でも簡単に乾燥はしてしまいます。
おそらく今回は、長年使っているその化粧水が原因とは考えにくいですから、化粧水がしみたとしても、「化粧水のせいでアレた」のではないと思われます。
彼女が使っているのは 超ロングセラーの美白効果のある大手メーカーの化粧水。白っぽくてさらさらしています。
お化粧品に詳しい方なら国産メーカーの2品のどちらかが思い当たるのではないでしょうか。私も大好きな化粧水です。
さて、本題です。ここまで荒れた状態では、多くの化粧水が滲みて当然です。ですので今回、彼女もその化粧水が悪いのかと、別な化粧品に走ったり、アルコールフリーや添加物フリー、低刺激、といったものに変えようかと考えるのは当然です。
しかし、こういう状態の時には、とにかく炎症を鎮めること、湿疹を直すことが先決です。
化粧水はしみるのであれば、とりあえずいったん中止します。肌が元に戻ればまた問題なく使えると思いますので、捨てる必要はありません。
乳液やクリームは化粧水ほどダイレクトに滲みませんから、使えるものも多いはずですので、すべて敏感肌用に買い揃える必要も少ないと思います。【*1】
そこで、塗り薬は分かったけど、今までの化粧品がしみるんだったら、スキンケアができないじゃないか!!と思われるでしょう。
「やっぱり化粧品を変えないといけませんか?」と。
塗り薬はクリームかワセリンが基材です。 油分ですので、炎症を起こしている部分に塗れば、そこにわざわざ滲みる化粧水を先にぬったり、美容クリームを上から塗る必要はありません。【*2】
ですので、お顔の中で荒れている部分がクッキリと分かっている場合には、洗顔後すぐに(←ここがポイントです!【*3】)、赤くなっている部分または乾燥部分に塗り薬を塗ります。そして、それ以外の部分はその後からでかまいませんので、お化粧水や乳液などいつものケアを簡単に重ねれば良いと思います。 もちろん、塗り薬をぬった場所には化粧水は入っていきません。顔全体があれているのであれば、化粧水も不要ということになります。
ですが、多くの場合、顔中の隅々まで、ただれているといった事は、アトピー性皮膚炎を除いて稀ですので、この対処法が向いていると思われます。
また、もともと使われているお化粧水が全く刺激がないのであれば、部分的な湿疹があっても、お化粧水&乳液の後に、塗り薬でOKです。
さて、本来はBさん、Cさんのお話へ続くのですが、長くなりましたので、「超敏感肌、絶対に何もつけれない!」Bさんのお話は次回、お話ししたいと思います。
なつクリニック皮膚科・形成外科 院長 福田 奈津恵
るのは逆にトラブルの元にもなります。
す。
- by natsu-clinic
- at 13:30
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